くいしんぼ日記。in France 〜女ひとり旅のススメ?!〜

25日  アルザス:コルマール→ストラスブール→パリ

ストラスブール

…その不安は確実なものになってしまった。乗り換えのバスがすぐ発車しなかったこと。
「20分起きに発車」という待ち時間の計算を忘れていた。
バスに乗りながら、チェックインカウンターで言い訳をいうことを考えていた。チェックイン締め切り時刻より10分遅刻。
バス到着と同時に、荷物をもって駆け込み、カウンターのお姉さんに「チェックインお願いします。」といったけど、「もう終わっちゃったよ」とあっさり。

でもここで引き下がるわけにはいかない。「バスが遅れちゃったんで…」とフランス人にありがちな言い訳を言ってなんとかしてもらおうと思った。一応、お姉さんもトランシーバで聞いてくれていたみたいだが、答えは「NO」。

「別便のチケットに変えてもらって」というアドバイスをもらったが、格安航空券だったため、支払差額が激しかった…。かなりショック。 でも、時間を読み違えた自分が悪いのだ。


トラムの駅(バスからの乗換駅)
円柱の左隣が刻印機です。

仕方なく、元のバス&トラムに乗って国鉄駅まで戻り、電車でパリまで向かうことに決めた。

帰りのバスの中で、ネゲルのエクレアを食べる。お昼も食べていなかったし、疲れていたから、この甘さは美味しかった。でも写真を撮るのを忘れてしまった〜。

国鉄駅の手前の駅で途中下車。

14時30分の電車に乗って、お昼を食べながらパリへ行こう。と思い、ラファイエット(デパート)で食料調達。ここにもPAULが入っていた。

サラダ、ミネラルウォーター、お菓子類を購入し、国鉄駅へ。

チケット購入カウンターの列に並ぶ。昨日に続き、相変わらず混んでいる。並んでいる間に、14:30を過ぎてしまい、次の時間のチケットを買う。
…が次は、3時間以上も開いて17:19発、パリ東駅到着時刻が21:24。ひぇーって感じでした。アルザスはTGV(新幹線のような特急)が走っていないので、パリまで3〜4時間もかかる。(これは最初からわかっていたけど)
でもまさか、電車の本数がここまでないとは…。
本日のパリのパン屋めぐり計画はこれでパァになりました。(泣)明日は日曜日だから、ほとんどの店がやっていません。今日のうちに、いけるところは行っておこう!とサンジェルマン・デ・プレ周辺を効率よく廻れるルートをこれまた練りに練ってたんだけど…うう。

これは、神様の思し召しなのか。私にストラスブールを廻れと言ってくれた、そういう気がしてならなかった。
もともと、本来の目的はアルザスだったんだもの。と、気持ちを切り替えて、徹底的にストラスブール市内をチェック!(うっ、立ち直りの早いやつめ)

アルザスの洗練されたパティスリー Epice et Chocolat (エピス・エ・ショコラでパン・デピスとトリュフを購入。アルザスは、パン・デピスと呼ばれる、スパイスケーキが有名で、日持ちのする堅いクッキータイプから、ここの店のようなパウンドケーキ型のものまで、いろいろあるようです。

こちらのお店には、Classic、Chocolat、Gimgemble(しょうが)などいろんなフレーバーのパンデピスがありました。


こちらは、「いが栗」の形をしたチョコレート。ほかのお店でも見かけました。

  
↑はClassicパンデピス。はちみつがたっぷり入っていてしっとり美味しかった!

フォアグラの店を覗いたけど、高いし食べ方が分からないので買わずじまい。
その代わり、広場の近くにあるスーパーで鴨のフォアグラ レトルト品を購入。
たまたま、別のコーナーを見ていたら、さつきちゃんが教えてくれていたバニラシュガーを発見。いろんな種類を買っちゃいました。
トイレ目的で入ったつもりの、MONOPRIXというスーパーでもプチクグロフ型を買いました。
 
それから、この旅にもうひとつ欠けていたもの。それはカフェ。コーヒー。
ゆったりする時間もなかったし、ひとりだとカフェにもなんだか入りにくくて(東京のカフェには全然一人でいけるけど)、気後れしてたのでした。
トラムから見えた「Cafe Reck」の看板を思い出し、行ってみることに。

プランタンデパートの向かいにある店は、小さいけどカウンター式のイートインスペースがありました。椅子は埋まっていたので、立ち飲みしてみました。プチクッキー付。〜ああ、ほっとする。 ひとりでも気軽に入れるカフェっていうのが、フランスでは少ない気がします。こういう店が増えてくれると旅行者は安心しますね〜。
このお店でも、フェルベールさんのジャムを取り扱っていました。

 


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